TEFSについて

TEFSについて

テクノフロンティアセミナー(TEFS)は名古屋大学工学部電気電子情報工学科が行う高校生向けのセミナーです.

今でこそ,多くの大学で高校生向けのセミナーが盛んに実施されていますが,名古屋大学電気系教室が行うTEFSは歴史も古く,第一回TEFSは平成7年(1995年)に開催されています. 来年,30周年を迎えます.

そもそもTEFSは「ストップ・ザ・理工系離れ」を合言葉に,若者を理工系へ誘うことを目的に企画されました.それから30年近く経ちますが「理工系離れ」が解消しているとは言いがたい状況が続いているように思います. また,コロナ禍で満足な実験を行う,あるいはものづくりを体験できない若者も多くいるものと思います.

小中学生を対象とした理科教室では無く,より社会との関わりの強い工学の立場からの高度かつ最先端の電気電子情報工学実験を体験してもらう. これを傍観者としてでなく,自らの手で直接体験することで,また,高度な内容をきちんと理解することで,いよいよ将来の道筋を真剣に定めようとしている高校生諸君にとっては貴重な機会となるのでは無いでしょうか.

TEFSは,そのような機会を高校生に提供することを目的に,名古屋大学工学部の教員有志からなるTEFS実行委員会によって企画・実施します.

たくさんの皆さんのご応募をお待ちしております.

どんな実験をやるの?

本プロジェクトは,名古屋大学工学部の教員有志からなるTEFS実行委員会によって企画・実施されます. 具体的には,名古屋大学工学部電気電子情報工学科で2,3年生を対象に実際に行なわれている実験を高校生のためにアレンジした課題について実験を行います.

課題は全部で6つあります. 詳しくは実験テーマとその概要のページをご覧下さい.

参加者は,申し込み段階でこれらのうちの1つを選んで,それぞれのテーマに分かれて実験を行ないます.

参加者に「自分で実験を行なった!」という実感を与えるため,各実験テーマはさらに2つのグループに分けて,グループ当たり6人程度の少人数での実験を行ないます. この実験の指導は,実際に,2,3年生の実験を担当している名古屋大学の教員が行ないます.名古屋大学大学院工学研究科に在籍してる大学院学生にもティーチングアシスタント(TA)として手伝ってもらいます.

昼食は名古屋大学の学食(生協)でTAの皆様と一緒にお食事を取ります.ですので,普段の学生生活を垣間見ることもできることかと思います.

また実験後には,それぞれの実験テーマについて,他の実験テーマを選んだ参加者の前で成果発表とデモンストレーションを行ない, 他の実験グループの内容を知ることができるような機会も設けます.

TEFSは,例年,名古屋大学オープンキャンパス(工学部)の次の日に行います. 工学部とりわけ電気電子情報工学科へ進学希望の高校生にとってはチャンスですね.

参加対象者:

愛知県及び近隣県の高校生に限らず,全国どこの高校からでもお申し込みできます

(学年,男女を問いません)

参加定員:

50名(応募者多数の場合,希望テーマ等を考慮して参加者を選考致します)

参加費用:

昼食の費用を含め無料.

当方の負担で参加者全員に最低限の傷害保険を掛けます.

安全には万全を期しますが,補償はその保険の適用範囲内とさせて頂きます.

過去のTEFS